グルタミン酸とは、アミノ酸の中の旨味成分の一つで、昆布だしに多く含まれるものです。また、身体的には筋肉を構成するのに必須のアミノ酸です。
旨味については、西洋の科学者には一笑に付さられていましたが、2000年に舌の味らいの中にグルタミン酸受容体があることが発見されたことで、旨味の存在が証明されました。
野菜の中では、特にトマトに多く含まれ、完熟度に応じてグルタミン酸が増えます。オリザのトマトは樹でしっかりと熟すのを待ってから収穫するため、旨味の豊富なトマトになります。ミニトマトの指標としては糖度が一般的に使われますが、オリザはこの旨味も濃いミニトマト作りを目指しています。
旨味は農場で測定することが難しく、ミニトマトを育てる時の指標としては使えないのが現実です。しかし、オリザではこの旨味に注目し、栽培方法で旨味の増したミニトマトができないかと考えています。いつの日かオリザのミニトマトの指標に旨味成分濃度が加わるかもしれません。