オリザは「日本の農業を変革する」という志を持った
若手起業家の集まりです。
「日本で本格的なアグリビジネスと言えるような農業ができないか?」「農家は自営業でリスクテイクしているのに、それに見合ったリターンが少ないのはおかしくないか?」
農業に対して、そんな疑問や夢を持ったビジネス経験者が都内で集まり開いた勉強会がオリザの始まりです。農家の息子、娘である人はもちろん、食品メーカー、コンサルティング会社、IT業界、様々な分野の20代が集まり開いた「アグリビジネス研究会」は、大学教授、既に農業事業を個なっている法人経営者、農業資材メーカーも参加し、農業の問題点を学ぶだけでなく、新しい事業を生み出すきっかけになりました。
そこから生まれたのが高糖度ミニトマトを全国の生産者が協力・連携して出荷する事で一つのブランドになるのではないか、という事業モデルです。
さらには、品目を拡大することで儲かる農業を実現するためのプラットフォームにオリザがなることができれば、全国でイノベーションを起こそうとしている生産者にとっても有効なパートナーになれるのではないか、という夢も芽生えました。
まずは自分たちで生産・販売してみよう。
オリザメンバーの中でミニトマトのテスト生産を開始、都内の百貨店への販売を行ないました。少しずつ生産者・販路をひたすら広げてきました。
生産者も今では北海道から鹿児島まで全国に及び、納品店舗実績も全国で100ヶ所以上になるに至りました。
オリザのスタートアップ時期では生産技術・販路の基盤が固まり、現在は事業拡大期に移行しています。
ベンチャー企業としてはまだまだ創業期に含まれる事業段階ですが、生産農場の生産モデルを新たな生産地に広げること、現在の営業活動をさらに拡大する事を大目標として掲げています。
また、事業拡大を目指す農業経営者のパートナーとなれるよう、次の品目、新しい事業モデルを模索しています。
オリザの名前はお米の学術名Oryza Sativaからとっています。
私たちが食べるお米はイネ属イネ種(Oryza Sativa)に分類されています。
もともと稲は熱帯の作物であり、われわれの祖先は不断の努力で品種改良と栽培の工夫を行い、ついには北海道でも栽培するにいたりました。
お米=稲は、農業の中でも研究対象として、多くの研究者や生産者が取り組んできた作物です。
近年でも品種改良や遺伝子研究の対象として、稲は農業の中でも最も科学的な研究が進められ、味の改良も進んでいます。
そのような日本人の農業のイノベーションにかける思いを忘れず、また新しい変革を現代の農業にも起こすためにオリザという社名にしました。